漫画が好き~心がほんわか『こうふく画報』
地震があったその翌日、わたしの住まい近郊では電車の脱線事故とナイフを持って逃亡など事件が起きた。
逃亡に使った自動車が見つかったのは、子どもたちの通勤路にあるアパート。
小中学校は安全が確認されるまで自宅待機(休校)の防犯メールが届いたり、地域は静まり返っている。
わが家の番犬に
「怪しい人がきたらうーんと吠えるんだよ!」
と声をかける隣人。
朝から心が重苦しくて胸が痛む。
こんなときは、優しい絵柄の漫画を読むに限る。
手にしたのは『こうふく画報』(長田佳奈)
舞台は大正時代。特別ではない「いつものごはんやおやつ」に普通に暮らす人々の日常を物語にしている。
大福、お赤飯、お弁当、おいなりさんなどなど、美味しそうでほっこり、ちょっと涙する話もあり、読み終わったあと心の重苦しさは消えていた。
- こうふく画報 (主任がゆく!スペシャル)
- ぶんか社
- 2017-08-17
- Kindle本